書泉と、10冊

鉄道車輌ガイド VOL.37 12系客車(下)

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12系の登場から
国鉄の終わる1987年3月までに登場した
12系客車を詳しく紹介! 
日本万国博覧会の翌年に控えた1969年、万博への乗客輸送をはじめ年末年始、お盆といった帰省客輸送などに対応するため一般座席主体の新型客車として登場したのが12系客車です。
 1950〜1960年代は特急電車や気動車など、車両の近代化が推しすすめられた時代で、一般客車に於いては戦前・戦中製のいわゆる旧型客車での運行がほとんどであった中、代替車両として計画されたもの。
 旧型客車では暖房装置が蒸気機関車からのスチームによるものであったのに対し、この12系では床下に搭載されたディーゼル発電機によって冷暖房の電源を賄うことでき、機関車の能力に関係なく各地で運転が可能となり、その使い勝手の良さから全603両が製造されました。1980年代に入ると旅客の多様化から、お座敷列車、展望欧風列車などいわゆるジョイフルトレインに改造される例が多くなっていきました。
型番 9784777026944-011
販売価格 2,750円(税250円)
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